子どもの精神分析的心理療法・臨床セミナー In 関東2022


子どもの精神分析的心理療法・再考

今だからこそ振り返り、問い直し、改めて考えてみよう!


 7年目となるサポチル関東の臨床セミナーは、「子どもの精神分析的心理療法・再考 ー今だからこそ振り返り、問い直し、改めて考えてみよう!ー」がテーマです。

 コロナ禍をきっかけとした対面での支援の中断に象徴されるように、私たちは今あらゆる現場で、従来の設定や治療的関係の持ち方について再検討する必要に直面しています。

 これまで「当たり前」とされてきたことの問い直しを通じて、子どもの精神分析的心理療法実践について、また広く精神分析的あり方の意義について、再発見・再発掘を目指します。


■第1回 2022年4月1 0 日(日) 13時~17時

「設定・再考 コロナ禍における分析設定の維持と修正」

師:平井 正三 先生 (御池心理療法センター)  

話題提供者:阿久津章乃先生 (ファミリーメンタルクリニックまつたに)

■第2回 2022年6月12日(日) 13時~17時

「技法・再考 子どもが自己分析するということ」

師:松本 拓真 先生 (岐阜大学教育学部) 

話題提供者:中島良二 先生 (調布学園

■第3回 2022年8月28日(日) 13時~17時

「協働関係・再考 子どもの心を育むための多職種連携」

師:鈴木 誠 先生 (くわな心理相談室) 

話題提供者:小笠原貴史先生 (こうぬま心理相談室

■第4回 2022年10月9日(日) 13時~17時

「身体性・再考 感染予防対策下での心の接触をめぐって」

師:飛 谷 渉 先生 (大阪教育大学保健センター) 

話題提供者:廣内雄一郎先生(新百合ヶ丘こころのクリニック/社会福祉法人六踏園 皐月/東京都公立学校 SC)

■第5回 2022年12月11日(日) 16時~20時  通常と時間が異なりますのでご注意ください。

「ローカリティ・再考 子どもの心理療法におけるローカリティ」

師:西村 理晃 先生 (19 Bloomsbury Square Psychoanalysis and Psychotherapy /ロンドン医療センター) 

話題提供者:吉沢伸一 先生 (ファミリーメンタルクリニックまつたに)

★第5 回の講義に限り、希望者には録画視聴が可能です。

■第6回 2023年3月5日(日) 13時~17時

「乳幼児観察・再考 コロナ禍における家庭訪問による観察の意義」

師:脇谷 順子 先生 (杏林大学保健学部) 

話題提供者:橋村和 先生 (吹田市立教育センター)


詳細は、サポチルホームページ(https://sacp.jp/2021/12/26/1373/)をご覧ください。

【PDF】https://sacp.jp/wp-content/uploads/2021/12/bfec135394e037fdd8b9153027cc3854.pdf

【対象】臨床心理士、公認心理師、医師、それに準ずる専門家、大学院生・研修生

【定員】80名

【受講料】40,000円(全6回)

【会場】web会議アプリ「Zoom」によるオンライン開催

【申込方法】https://forms.gle/udb6UsWvRrBXrBoAA

【申込締切】2022年2月28日(月)

【問い合わせ】info-kanto@sacp.jp

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2021年度 臨床セミナー

これからの子どもと家族の心理臨床に向けて

子どもの精神分析的心理療法はいかに役立ち得るのか?

■企画趣旨

6年目となるサポチル関東の臨床セミナーは、「これからの子どもと家族の心理臨床に向けて―子どもの精神分析的心理療法はいかに役立ち得るのか?-」というテーマで開催いたします。今日の子どもを取り巻く臨床の場では、個人心理療法のみならず、様々な対応が求められています。精神分析的心理療法の実践の経験や培われた知見は、幅広い臨床領域で役立てることができるでしょう。分析的設定の心理療法が不可能な臨床の場でどのようにそれらを生かしているのか、また生かし得るのか、経験豊富な講師の講義と話題提供者の対話により理解を深めることができればと思います。本セミナーは、今日、そしてこれからの子どもに関する臨床実践では欠かせない多様なテーマで構成されています。コロナ禍の臨床の場への影響も含め、是非この機会に、多様な観点から子どもの臨床についてあらためて考えてみるのはどうでしょうか。     


●第1回 2021年4月11日(日) 13時~17時 

「パンデミック下における子どもの心理療法」

講師:平井正三 先生 (御池心理療法センター)

話題提供:吉岡彩子 先生 (御池心理療法センター)


●第2回 2021年6月13日(日) 13時~17時 

「精神分析的な考えをさまざまな職場・領域で生かす試み」  

講師:松本拓真 先生 (岐阜大学教育学部)

話題提供:熊田知佳 先生(聖マリアンナ医科大学病院小児科)

廣内雄一郎 先生(私立・公立SC)

溝口いずみ 先生(社会福祉法人同仁会 内原和敬寮)

森稚葉 先生(社会福祉法人かほる保育園)

 

●第3回 2021年8月8日(日) 13時~17時

「遊べない子どもとのプレイセラピー」

講師:生地新 先生 (北里大学)       

話題提供:吉沢伸一 先生 (ファミリーメンタルクリニックまつたに)

 

●第4回 2021年10月10日(日) 13時~17時                                     .

「デジタル・ネイティブ世代と精神分析臨床」

講師:飛谷渉 先生 (大阪教育大学保健センター)

話題提供:飯野晴子 先生 (カウンセリングオフィス ビオラボ)

 

●第5回 2021年12月12日(日) 13時~17時 

「子どもの生活場面への分析的臨床の寄与–交差する子どもとグループ、日常と非日常、空想と現実–」

講師:鈴木誠 先生 (くわな心理相談室)

話題提供:大橋良枝 先生 (聖学院大学心理福祉学部)

 

●第6回 2022年3月6日(日) 13時~17時 

「精神分析的視点を生かした親と家族への支援」

講師:脇谷順子 先生 (杏林大学保健学部)

話題提供:井本早織 先生 (ファミリーメンタルクリニックまつたに)


■対象者:臨床心理士、公認心理師、医師、それに準ずる専門家、大学院生・研修生

■定員数:80名

■受講料:40,000円(全6回) 

■会場:web会議アプリ「Zoom」によるオンライン開催 

 ※2021年度は会場参加はありません。

■申込み方法:

1.以下のURLにてお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/1q3Al5MRNYX9N_NAV77r1tyzRSzt_TNHQqsE0bWi4C60/edit

※オンライン・セミナーでは、守秘義務に関する取り決めに同意していただく必要があります。同意いただけない場合、参加することはできません。詳しくは申し込みフォームにてご確認下さい。

2. 参加申込メールの確認後、事務局より、「申込受付メール」にて振込先口座および振込期日をお知らせします。

◆お振込  受講料40,000円 

※振込期日までに未納の場合、お申込みはキャンセルとして取り扱わせていただきます。 

※お振込み後、受講生の事情でキャンセルする場合、受講料の返金には応じられません。

3. 事務局より、「振り込み確認+受講受理完了メール」を送信します。

■締め切り:2021年2月28日


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認定NPO法人 子どもの心理療法支援会 主催


子どもの精神分析的心理療法・臨床セミナー In 関東2020

https://sacp.jp/2019/12/28/695/

「事例から学ぶ子どもと青年の心理療法―理論と実践の架け橋」

 サポチル関東が発足して4年間、臨床セミナーでは、現場のニーズに応えることを目的にセミナーを行ってまいりました。5年目は、理論と実践をつなぐセミナーを企画いたしました。クラインをはじめとする、ウィニコット、ビック、メルツァー、タスティン、アルヴァレズといった、子どもの精神分析を発展させてきた先人たちは、自身の臨床経験に基づき、独自の観点から理論を発達させました。先人たちの理論は私たちの実践を助けてくれますが、それが生きてくるかどうかは、私たちの用い方次第だと言えるでしょう。 

 本セミナーでは、経験豊かな先生方に、各理論についての概説とご自身の事例の経験を語っていただくことで、理論と実践がいかに有機的につながり、現場に生きているのかを提示していただきます。先生方の経験と対話できる貴重な機会となるでしょう。また、講師と臨床セミナー参加者の対話がより活発に行えるよう、各回で話題提供者としてサポチル専門会員が橋渡し役を務めます。

第1回 2020年4月12日(日)

「事例から学ぶクライン理論と実践―分裂機制の現代的な意義―」

講師: 松本 拓真 先生        話題提供: 吉沢 伸一 先生

第2回 2020年6月14日(日)

「事例から学ぶメルツァー理論と実践―閉所理論と現代の思春期心性をめぐって―」  

講師: 飛谷 先生         話題提供: 中岡 裕美 先生

第3回 2020年8月9日(日)

「事例から学ぶウィニコット理論と実践―治療的コンサルテーションと移行領域での関わり―」

講師: 奥寺 先生         話題提供: 廣内 雄一郎 先生

第4回 2020年10月11日(日)

「事例から学ぶビック理論と実践―乳幼児観察の臨床的応用と心的皮膚の臨床的意義―」

講師: 福本 先生         話題提供: 上田 順一 先生

第5回 2020年12月13日(日)

「事例から学ぶタスティン理論と実践―自己意識性の苦悩をめぐって―」

講師: 平井 正三 先生       話題提供: 小笠原 貴史 先生

第6回 2021年2月14日(日)

「事例から学ぶアルヴァレズ理論と実践―発達心理学と精神分析の交差―」

講師: 脇谷 順子 先生       話題提供: 長谷川 昌子 先生

 

対象者:臨床心理士、公認心理師、医師、それに準ずる専門家、大学院生・研修生

定員数:70

受講料:40,000円(全6回) 

会場:大妻女子大学千代田キャンパス(予定)

時間:13時~1645分 (前半【講義】、後半【講師の事例提示】)

締め切リ:2020229日(土)

※研修ポイントについて:本セミナーは、日本臨床心理士資格認定協会の「定例型研修会(4ポイント)」として承認されています。7割以上出席の方に「研修証明書」をお渡しいたします。


セミナー講師(五十音順):

奥寺 崇 先生

 群馬大学医学部卒後、同附属病院助手、医学部学内講師。その間Menninger School of PsychiatryTavistock& Portman NHS Trustに留学、帰国後、赤城高原ホスピタル副院長、国立精神神経センター武蔵病院医長を経て、世田谷経堂にて開業。国際精神分析協会会員。

飛谷 渉 先生

 大阪市立大学医学部医学科卒・同大学院卒。精神科医、医学博士。2004-2008年タヴィストック青年期部門留学。大阪教育大学保健センター准教授。日本精神分析学会認定スーパーバイザー。著書「精神分析たとえ話:タヴィストック・メモワール」、 訳書「新釈メラニー・クライン」など。

平井 正三 先生

 京都大学教育学部博士課程指導認定退学、1990-1997年タヴィストック・クリニック児童家族部門留学、児童青年心理療法士資格取得。京都光華女子大学助教授などを経て、御池心理療法センター代表、大阪経済大学客員教授、認定NPO法人子どもの心理療法支援会理事長。

福本 修 先生

 東京大学医学部医学科卒業。タヴィストック・クリニック(ロンドン)M1成人精神分析的精神療法部門修了。恵泉女学園大学名誉教授、代官山心理・分析オフィス、日本精神分析学会認定スーパーバイザー、日本精神分析協会訓練分析家。

松本 拓真 先生

 岐阜大学教育学部助教。サポチル認定「子どもの精神分析的心理療法スーパーバイザー(コンサルタントセラピスト)」。近著「自閉スペクトラム症を抱える子どもたち:受身性研究と心理療法が拓く新たな理解」(金剛出版)。

脇谷 順子 先生

 2000-2011年タヴィストックセンター児童家族部門留学、2009年児童青年精神分析的心理療法士資格取得、2014年児童精神分析的心理療法専門家博士号取得。杏林大学保健部、認定NPO法人子どもの心理療法支援会理事。

 

申込方法:

1.以下の手順に従い、メールにてお申し込みください。

タイトルを「2020サポチル関東・臨床セミナー参加申込」とし、以下の必要事項を記載し、

サポチル関東事務局宛て「info-kanto@sacp.jp」にメールを送ってください。

◆必要事項:(1)氏名(ふりがな)、(2)所属、(3)職種(臨床心理士、公認心理師、医師、大学院生・研修生、その他)、(4)E-mail アドレス(携帯アドレスは不可。緊急時に確認可能なアドレス)

. 参加申込メールの確認後、事務局より、「申込受付メール」にて振込先口座および

振込期日をお知らせします。

◆お振込  受講料40,000

※振込期日を過ぎた場合は、お申込みはキャンセルとして取り扱わせていただきます。

※お振込み後、受講生の事情でキャンセルする場合、受講料の返金には応じられません。

. 事務局より、「振り込み確認+受講受理完了メール」を送信します。

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2020年度新企画 若手対象基礎セミナー
ワークディスカッション セミナー・グループ

 ワークディスカッショングループは、さまざまな臨床の場で出会う子ども、青年、親子、家族の言葉や行為に含まれている心理的な意味、そして、心理士自身も含めた多職種専門家たちのグループ力動について、臨床場面の詳細な記録を基に考えを述べ合う場です。観ること、詳細に記述すること、考えることの基礎を学ぶことが目指されます。セラピールームやプレイルームに限らず、教室、児童福祉施設、子育て支援の場など、さまざまな臨床場面での言語的、非言語的コミュニケーションの心理的意味をグループメンバーと一緒に探索してみませんか。

日程: 偶数月の第2日曜日の午前10時~1215

        412日、614日、89日、1011日、1213日、214 (年間6回)

内容:10時~1040分:講読文献のディスカッション

         (講読予定文献:『ワーク・ディスカッション』(鵜飼・鈴木監訳、金剛出版)

        1045分~1215分:臨床素材についてのグループディスカッション 

対象者:大学院修士課程修了後、あるいは、臨床心理士資格取得後、5年以内

参加条件: 臨床場面の素材を提示できる方(週1回の心理療法などの狭義の心理療法である必要はありません)  

     全回参加できる方

定員:6

受講料: 18000円/年6

会場: 大妻女子大学千代田キャンパス(予定)

◆グループリーダー:サポチル認定資格取得者       (敬称略・五十音順)

小笠原貴史:こうぬま心理相談室/サポチル認定子どもの精神分析的心理療法士

吉沢伸一:ファミリーメンタルクリニックまつたに/サポチル認定子どもの精神分析的心理療法士

脇谷順子:杏林大学保健学部/サポチル認定コンサルタントセラピスト

                            3名が交替で、1回に1名のグループリーダーが担当します。

申込み方法:

1.タイトルを「2020ワークディスカッションセミナーグループ参加申込」とし、以下の必要事項を記載し、サポチル関東事務局宛て「info-kanto@sacp.jp」にメールを送ってください。

◆必要事項 ①氏名(ふりがな) ②所属 ③修士課程修了or臨床心理士資格取得の年 E-mailアドレス(携帯アドレスは不可) ⑤志望動機

. 参加申込メールの確認後、事務局より、「申込受付メール」をお送りします。

. 事務局より、「受講可否通知メール」を送信します。(3月中旬予定)

定員を超える場合、2020年度の臨床セミナー申し込み者、サポチル正会員を優先いたします。

申込みその他についてのお問合せも「info-kanto@sacp.jp」にてお受け致します。

 

申込期限:2020229日(土)(定員に達した時点で締め切らせていただきます。)


                                    オーストリアの精神分析学者ジグムント・フロイト。写真:Freud Museum Photo Library

                                        

                                                                                  

                                                                                            



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